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NewJeans×HYBE 対立問題が再燃?沈静化したはずの火種が、また燃えはじめた理由

画像はNew Jeans Officialより

K-POP界でまたしても波紋が広がっている。
そう、あの「NewJeans×HYBE」問題だ。
2024年春に世間を騒がせた“HYBEとADOR(エードル)代表ミン・ヒジン氏の対立”が、2025年秋に入って再び話題になっている。
一度は落ち着いたかに見えた両者の関係だが、どうやら“完全な和解”とは言いがたいようだ。


目次

そもそも、何があったのか?

NewJeansは、HYBE傘下のレーベル「ADOR」に所属する5人組ガールズグループ。
独特のサウンドとノスタルジックな映像美で世界中のファンを魅了し、BTSに続く“HYBEの宝”と呼ばれていた。

しかし2024年春、突如としてミン・ヒジン代表がHYBE本社を告発。
「HYBEがNewJeansのコンセプトを奪い、他グループで模倣している」との主張は、K-POP業界を震撼させた。
法的な応酬、メディア合戦、そしてファンの分裂。
“HYBE vs. ミン・ヒジン”の構図は、まるで現代版ドラマのような展開だった。

その後、法的には一定の和解が成立したものの、関係者のコメントを見る限り、氷は完全には溶けていなかったのだ。


再燃のきっかけは“発言”と“沈黙”

では、なぜ今また話題になっているのか。
きっかけはミン・ヒジン代表の最近のインタビューだ。
彼女は「アーティストの自由を守るのが私の使命」と語りつつ、HYBEとの協力関係については慎重な言い回しをしていた。
その微妙なトーンに、ファンたちは敏感に反応した。

さらにSNS上で、NewJeansメンバーがHYBE関連の投稿を控えていることも、再燃の要因になった。
「これは偶然?それともメッセージ?」――ファンの考察がX(旧Twitter)を飛び交い、海外メディアも取り上げる事態に。

まるでK-POP版「サイレント戦争」。
発言よりも“沈黙”が語るストーリーに、ファンは再びざわついているのだ。


HYBEとADOR、表向きは“協力関係”?

HYBE側は表向き、「ADORとHYBEは円滑に業務を進めている」とコメント。
確かに、NewJeansは新曲リリースや海外フェス出演を続けており、活動は順調に見える。

だが、その裏では経営方針をめぐる溝が再び深まっているとの報道も。
HYBEが推し進める“グローバル展開”と、ミン・ヒジン氏の“アーティスト主導”という理念は、根本的に噛み合わないままだ。

画像はHYBE. より

ある韓国メディアはこう書いた。

「HYBEはシステムを守りたい。ミン・ヒジンは感性を守りたい。」

両者の哲学の違いが、火種をくすぶらせ続けているのだ。


ファンの間で広がる“複雑な愛情”

この再燃劇を見守るファンたちの心境は、ひとことで言えば“複雑”。
HYBE全体を応援するファンもいれば、NewJeansだけを守りたい人もいる。
SNSでは「NewJeansは悪くない」「HYBEが管理しすぎ」という声が相次ぐ一方、
「ミン・ヒジンのやり方にも問題がある」という冷静な意見も。

一部のARMY(BTSファン)からは、
「HYBEの名前がまた悪くなるのは残念」という声も上がっている。
まるで家族の中のケンカを見守るような、切ない空気が漂う。


これからどうなる?“和解”は本物になるか

NewJeansは、今月末に予定されている大型音楽フェスへの出演が注目されている。
その舞台裏でHYBEとADORがどう動くのか――関係修復の試金石になるかもしれない。

一方、ファンの間では「ADORが独立するのでは?」という噂も浮上。
HYBE帝国の中で、アーティストがどこまで“自分らしさ”を守れるか。
この問題は、単なる芸能ニュースを超えて、K-POP業界の未来を映す鏡となっている。


この“再燃劇”は終わらない

HYBEとNewJeansの関係は、もはや単なる契約の問題ではない。
それは“誰がアーティストを本当に理解しているか”という哲学のぶつかり合いだ。

ミン・ヒジン氏の感性、HYBEのシステム、そして世界中のファンの想い。
その三つのバランスが取れたとき、初めてこの物語は終わるのかもしれない。

だが今のところ、K-POP界のドラマはまだまだ続きそうだ。
そして――私たちエンタメ調査隊の調査も、終わらない。

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