MENU

BTSの7人の中でいちばん人気が高いのは誰? マンネラインとヒョンラインから見る“本当の魅力”

彼ら7人が持つ圧倒的な実力と、ARMY(ファンダム)との強い絆は、まさにエンターテインメントの完成形と言えるでしょう。

もはやK-POPという枠組みを超え、バンタンという新ジャンルができたといっても過言ではないBTS。
なぜこれほどまでにBTSに夢中になるのか。
その秘密を探るため、私たちは多くのファンが一度は抱く純粋な疑問、「結局、7人の中で一番人気なのは誰なのか?」というテーマに、真正面から向き合ってみました。

© BIGHIT MUSIC


もちろん、これは非常にデリケートな話題です。
人気に順位をつけること自体が無粋であること、そして7人全員が等しく素晴らしく、誰一人欠けてもBTSは成立しないことは、エンタメ調査隊としても重々承知しています。
それでも、客観的なデータやファンの動向を分析することで、BTSという現象の本質に一歩近づけるのではないか。
この記事では、SNSの動向や検索トレンド、アンケートデータをもとに、日本と世界におけるBTSメンバーの人気傾向を、あらゆる観点から分析してみます。

目次

世界を牽引するジョングク・テテ・ジミンのマンネライン

さまざまなデータを総合すると、国や時期によって細かな変動はあるものの、ひとつの明確な傾向が見えてきます。
それは、BTSの中でも特に人気が集中しているのが、ジョングク・テテ・ジミンの3人、通称「マンネライン(年下組)」であるということです。

この3人は、ビジュアル・表現力・ファンとの距離感のバランスが非常に高く、グループ全体の知名度を押し上げている存在です。
さらに2023年以降のソロ活動では、それぞれが歴史的な成功を収め、世界的な話題をさらいました。

ジョングクは「Seven」で世界的ポップスターの地位を確立。


テテは「顔天才」と呼ばれるほどの美的感覚とファッションセンスで、世界のモード界に存在感を放ちました。
ジミンは「Like Crazy」で、韓国ソロアーティストとして初めてビルボード「Hot 100」1位を獲得し、アートとしての音楽を体現しました。

彼ら3人はまさにBTSの“顔”として認識され、グローバルファンダムの中心に立っています。
特にジョングクは「黄金マンネ(何でも完璧にこなす末っ子)」として、欧米でも最も知名度の高いK-POPソロアーティストのひとりになりました。

日本国内の人気傾向:テテとジョングクの接戦、ジンの安定した支持

日本国内に目を向けると、世界とはやや異なる人気構造が見られます。
各種ファン投票サイトやメディアの調査(Yahoo! JAPAN、音韓など)を総合すると、日本ではテテの人気がジョングクと激しく競り合い、ときに僅差でリードしている傾向があります。

テテはキム・テヒョンとして俳優活動も経験し、ドラマ「花郎(ファラン)」での好演をきっかけにBTSを知ったというファンも多い存在です。
その最大の魅力は、圧倒的なビジュアルとステージ上でのカリスマ性、そしてオフで見せる素朴で人懐っこい性格のギャップ。
この「美しさと天然の同居」こそが、日本の女性ファンの心をとらえて離しません。

画像: KBS2TV

ジョングクは、パフォーマンス・ビジュアル・歌唱力の三拍子がそろい、男女問わず人気を誇ります。
ステージ上では情熱的でセクシーな表情を見せる一方、普段はウサギのように柔らかい笑顔でメンバーに甘える姿が魅力。
そのギャップと誠実さが日本での圧倒的支持につながっています。

そして、日本ではジンの人気も安定しています。
穏やかで上品な立ち居振る舞い、思いやりのある発言、どこか安心感を与える雰囲気。
40代・50代のファンからも「人として魅力的」と評される理由がここにあります。

日本では、テテ・ジョングク・ジンの三人が特に高い人気を保ち、年齢層を超えて支持され続けています。

ジョングクの圧倒的な存在感とグローバル実績

世界規模で見ると、ジョングクの人気が際立ちます。
Google検索トレンド、Spotify再生数、SNSフォロワー増加率などの指標では、常にジョングクが上位に位置しています。

彼の代表曲「Seven」は、リリース直後から世界の主要音楽チャートを席巻し、ビルボード「Hot 100」では1位を獲得。
BTSの枠を超え、ソロアーティストとして世界的なポップスターの地位を確立しました。
また、そのステージングやダンスパフォーマンスは「マイケル・ジャクソンを彷彿とさせる」とまで称されています。

一方、テテもインスタグラム開設からわずか数時間でフォロワー記録を更新し、世界中のメディアに報じられました。
彼のミステリアスな魅力、静かでありながら深みのある存在感は、海外ファンにも強く響いています。
また、ハイブランド「セリーヌ」のアンバサダーとしての活動も、グローバルな支持を確固たるものにしています。

ジミンはソロアルバム「FACE」の成功で、韓国ソロアーティストとして初のビルボード1位を達成。
彼の繊細で中性的な表現力は「アートとしてのK-POP」を象徴する存在として、国際的な評価を高めています。

ヒョンラインの存在が作るBTSの深み

ここまでマンネラインの人気が目立ちますが、BTSの本当の魅力はそこだけではありません。
ジョングク・テテ・ジミンの三人がこれほどまでに輝けるのは、彼らを支える「ヒョンライン(年上組)」の存在があるからです。

ジンは、明るくユーモラスな一方で、グループ全体を包み込むような優しさを持つ最年長。
彼がいることで、BTSはいつも温かく安定した雰囲気を保っています。

ユンギ(SUGA)はAgust Dとしても活躍する音楽的天才。
社会的テーマや自己の葛藤をリアルに描くリリックは、多くの人の心を動かし、BTSのメッセージ性を支えています。

ナム(RM)はリーダーとしての責任感と知性を兼ね備え、国連スピーチでも知られる言葉の力を持つ人物。
BTSというグループの哲学や方向性を明確に示してきた中心的存在です。

ホビ(J-HOPE)はグループの「希望」。
明るい笑顔とユーモアの裏に、ストイックな努力と完璧主義の精神を持ち、BTSのパフォーマンスレベルを世界基準に押し上げた功労者でもあります。

この4人のヒョンラインが築いてきた安定感と信頼があってこそ、マンネラインの個性は安心して開花しているのです。

人気とは数字ではなく、7人の重なりの中にある

エンタメ調査隊として分析を終えた今、はっきり言えることがあります。
人気とは、単に誰が1位かという話ではありません。
BTSの人気は、7人がそれぞれ異なる才能を持ちながらも、お互いを支え合う構図の中で生まれています。

ジョングクの世界的成功、テテの芸術性、ジミンの表現力。
そして、ジン・ユンギ・ナム・ホビというヒョンラインが持つ温かさと安定感。
この7人の関係性こそが、BTSという現象を成立させている原動力です。

誰かひとりの魅力に惹かれてファンになったとしても、最終的には7人全員を愛する「オルペン(全員ファン)」になる――。
それこそが、BTSというグループが築いてきた最大の文化的価値であり象徴なのです。

現在、メンバーはそれぞれの活動や兵役を通じて新たなステージへと歩んでいます。
2026年春の再集結が待ち望まれる中、彼らの物語はまだ終わりではありません。
BTSの人気は、これからも世界中のファンとともに進化し続けていくでしょう。

目次