日本の女子テニス界を代表する伊達公子さん。彼女はシングルス世界ランキング最高4位までのランカーで、アジア出身選手として初のシングルスランキングトップ10入りを果たすなど、世界で戦えるアジア人選手の存在を示しました。
しかし絶頂期の1996年に26歳の若さで現役引退を発表し、日本中を驚かせました。その後、レーシングドライバーのミハエル・クルムさんと国際結婚しますが、約17年の結婚生活を経て2016年に離婚。離婚理由は「2人の人生に変化が出てきたこと」でしたが、本当は「すれ違い」が理由と囁かれています。
さらに伊達さんには、若い頃俳優の中井貴一さんと交際し、結婚間近だった過去があると噂されています。伊達さんの波乱万丈の人生を追ってみましょう。
伊達公子と旦那の離婚理由の真相とは!?
伊達公子さんは、日本の女子テニス界を代表する選手でした。シングルス世界ランキングで最高4位にまで上り、アジア出身の女子テニス選手として初めてシングルスランキングトップ10入りを果たしています。世界で戦えるアジア人選手の存在を示してくれた伊達選手でしたが、絶頂期にあった1996年、わずか26歳の若さで現役を引退すると発表し、多くのファンを驚かせました。当時は世界ランキング8位の地位にありましたので、引退発表は日本中に衝撃を与えました。
そんな伊達選手でしたが、引退から約5年後の2001年、ドイツ人レーシングドライバーのミハエル・クルムさんと国際結婚をします。二人の出会いは、1999年に開催された世界的な耐久レース「ル・マン24時間レース」でした。ミハエル・クルムさんはレーサーとして出場し、伊達選手はその大会のレポーターを務めていたそうです。この際の共演がきっかけで意気投合し、交際に発展、そして結婚に至ったということです。
ところが、およそ17年間の結婚生活を経た2016年9月、伊達選手は自身のブログで離婚を発表しました。離婚理由については「2人の人生に変化が出てきたこと」と語っていますが、本当の理由は「すれ違い」だと囁かれています。確かに、伊達選手がテニスの現役に復帰すれば、プロテニス選手の生活はシーズンを通して過密スケジュールとなり、オフは12月の1か月間しかありません。一方でミハエル・クルムさんはレーシングドライバーとしてレースに専念する必要があります。このようにお互いの仕事が全く異なる環境にあり、会う機会が減ってしまったことが、すれ違いの原因ではないかと考えられています。
ただし、離婚後も伊達選手とミハエル・クルムさんの仲は良好だそうです。お互いを尊重し合い、これからも支え合う存在であり続けるとコメントしています。したがって、完全に別れたわけではなく、復縁の可能性もあるかもしれません。
元旦那との間に子供はいるの?
伊達公子選手と旦那であったミハエル・クルムさんの間に、子供はいませんでした。理由は二人とも不妊で、子供を授かることができなかったからです。伊達選手は現役復帰後も不妊治療を続けていましたが、最終的には子供を持つことができませんでした。
詳しい説明をすると、伊達選手とミハエル・クルムさんは検査では異常がなく不妊の原因がわかりませんでした。このようなケースは原因不明の不妊症と呼ばれています。医学的にもなかなか原因がつかめない難しい症例なのです。実際、不妊治療の成功率は決して高くありません。したがって、二人に子供ができなかったのは仕方のない部分が大きかったと考えられます。
しかし、伊達選手を支えた良き夫であったミハエル・クルムさんは、そんな伊達選手に「僕は子供と結婚したんじゃなく、公子と結婚した。君がやりたいことを全て我慢するのを僕は望んでいない」と言葉をかけたそうです。この言葉が後押しとなり、伊達選手は現役復帰を果たすことができたのだそうです。
子供がいないことは残念ですが、夫婦仲睦まじくお互いを尊重し合えていれば、それで十分幸せだったと思います。結局、子供があるかないかよりも大切なのは、お互いを思いやり支え合える関係であることです。離婚後もお互いを大切にしたいと語っていることからも、伊達選手とミハエル・クルムさんの間柄の良さがうかがえます。
元彼氏は中井貴一?
伊達公子選手には、若い頃、人気俳優の中井貴一さんと交際していたという噂がありました。噂によると、二人はかなり本気の交際をしていて、「結婚秒読み」というところまで関係が進展していたそうです。しかし最終的には中井貴一さんの両親や姉から反対されたことで、破局に至ったと言われています。
もちろん、これらはあくまでも噂話ですので、本当に二人が交際していたかどうかは確かなことは分かりません。しかし仮に事実だとすれば、中井貴一さん側の家族から反対されたのは、伊達選手の職業が世界を股にかけるプロテニス選手だったことが理由の1つとして考えられます。
伊達選手はツアー生活で多くの時間を海外で過ごす必要がありました。一方で中井貴一さんは日本を拠点に活動する俳優です。お互いの生活拠点や環境が全く異なることから、結婚生活を送ることは難しかったのかもしれません。また、伊達選手の性格から考えると、専業主婦になるようなタイプではなく、テニスに打ち込み続けるであろうことが予想されます。そうなれば中井家からすれば「家庭を顧みない」と映ったのかもしれません。
この点は、のちに国際結婚したミハエル・クルムさんとはまた違っていたのだと思われます。ミハエル・クルムさんはレーシングドライバーですから、伊達選手のようなキャリア形成を理解できたのでしょう。一方で中井家は俳優一家ですから、なかなか伊達選手の生き方を理解するのは難しかったのかもしれません。
しかしこれらはあくまで憶測に過ぎません。本当のところは分かりません。ただ、仮に事実だとすれば、「夢を諦めずに頑張り続けた」伊達選手の生き方が素晴らしいと思います。夢を追い続けることは簡単ではありませんが、伊達選手はその道を貫きました。
中井貴一さんとの交際が事実だったとしても、破局して別れたことで伊達選手は自らの夢の実現に向かうことができたのです。プロテニス選手とスターとの結婚は環境の違いから難しかったかもしれません。しかし、その選択によって伊達選手は自身の人生を全うすることができました。
結果的に伊達選手とミハエル・クルムさんの出会いがあり、お互いを理解し合える仲間として結ばれました。国際結婚には文化の違いから大変な点もあったでしょうが、お互いの夢を尊重し合える関係だったようです。
ですので、仮に中井貴一さんと交際し破局していたとしても、それが伊達選手の人生の岐路となって、今の伊達選手があるのだと受け止められるのではないでしょうか。人生には様々な選択肢がありますが、自分の信じる道を貫くことが何より大切なのです。伊達選手はその点で素晴らしい生き方を体現してくれました。
コメント